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竹永 秀信; 逆井 章; 小出 芳彦; 坂本 宜照; 久保 博孝; 東島 智; 及川 聡洋; 白井 浩; 藤田 隆明; 鎌田 裕
プラズマ・核融合学会誌, 75(8), p.952 - 966, 1999/00
JT-60Uの負磁気シア及びELMy Hモードプラズマでの粒子輸送を、数種の不純物に対して解析した。まず、ガスパフの変調入射実験からネオン及びヘリウムの粒子輸送係数を求めた。さらに密度勾配と粒子束の関係から、負磁気シアプラズマの内部輸送障壁での炭素の粒子輸送係数を評価した。求めた粒子輸送係数を用いて不純物密度分布の時間発展を再現できることを示し、評価の妥当性を確認した。求めた粒子輸送係数の比較から、負磁気シアプラズマの内部輸送障壁での粒子輸送について以下の結果を得た。(1)EMLy Hモードプラズマに比べて粒子拡散係数が一桁程度小さいこと。(2)不純物の種類によらず粒子拡散係数はほぼ同じ値である。(3)内向き対流速度は、高い電荷数を持つ粒子のほうが大きい傾向にある。
杉江 達夫; 久保 博孝; 逆井 章; 小出 芳彦; 平山 俊雄; 嶋田 道也; 伊丹 潔; 河野 康則; 西谷 健夫; 永島 圭介; et al.
核融合研究, 65(SPECIAL ISSUE), p.287 - 306, 1991/03
JT-60は、第1壁の材料を金属から炭素に変え、プラズマの配位についてもリミッター、外側X点閉ダイバータ、下側X点開ダイバータ配位での高加熱入力実験を行ってきた。これら第1壁及び配位の違いによる不純物の特性について調べた結果、酸素不純物の少ない、金属第1壁の外側X点閉ダイバータ配位でのプラズマが一番不純物が少なかった。また、高密度領域では、ダイバータ部での炭素、水素からの放射冷却により、ダイバータ板への熱流束が低減された。プラズマ中の不純物輸送については、Lモードの中性粒子加熱プラズマでは、異常輸送が支配的であり、不純物のプラズマ中心への集中は観測されなかった。ただし、ペレット入射プラズマでは、電子密度が中心ピークした時に、不純物のプラズマ中心への集中が観測された。
鎌田 裕; 細金 延幸; 平山 俊雄; 常松 俊秀
JAERI-M 90-081, 18 Pages, 1990/05
JT-60のリミター配位における密度限界について、一連のガスバフ及びペレット入射実験結果を用いて議論する。ペレット入射によって得られた村上係数はガスパフ時の1.5~2倍である。また、ペレット入射時における最大の村上係数は10~1310mTであり、これは、高プラズマ電流/低q(q(a)=2.3~2.5)放電時に得られた。このようなペレット入射によって形成される電子密度分布はプラズマ中心で高い値をもつが、一方、周辺部(a/2)では、ガスパフ時と同程度の値となっている。これらのガスパフ及びペレット入射実験結果により密度上限はプラズマ周辺部でのパワーバランスによって理解できることがわかった。この時、有効電荷数、加熱パワー、周辺電子密度が重要なパラメータである。
西谷 健夫; J.D.Strachan*
Japanese Journal of Applied Physics, 29(3), p.591 - 596, 1990/03
被引用回数:3 パーセンタイル:24.18(Physics, Applied)グリッド付He電離箱は1~2%のエネルギー分解能を有し、重水素プラズマのイオン温度測定に適している。ここでは、1987年に、TFTRにおいて、He電離箱により、中性子スペクトル測定を行った結果について報告する。OH放電では、約20ショット積算することにより、イオン温度が得られ、ドップラー分光、CX中性粒子測定等の結果と20%の測定誤差範囲内で一致したが、NBI放電では、パイルアップ効果によって、イオン温度は得られなかった。またOH放電においては、全中性子発生量のデータと組み合わせることにより、重水素比および有効電荷数を評価した。
西谷 健夫; 永島 圭介; 竹内 浩
JAERI-M 87-011, 24 Pages, 1987/02
JT-60のジュ-ル実験及び初期中性粒子入射加熱実験において、液体窒素冷却した高純度ゲルマニウム検出器を用いて軟X線の波高分析測定を実施した。100msの時間分解能で軟X線スペクトルを測定する事により、電子温度の時間変化が測定された。得られた電子温度はプラズマ電流2MAのダイバ-タ-ジュ-ル加熱放電において 3.0keV程度まで達した。また、得られた軟X線スペクトルより、主な金属不純物はチタンであった。ジュ-ルプラズマにおける典型的なチタン濃度は電子密度の10%程度であり、この時の実効電荷数は1.2と測定された。更に、中性粒子入射加熱時のチタン濃度は ジュ-ル加熱時の概そ2倍程度であった。
森林 健悟
no journal, ,
Radial dose has been employed in the treatment planning system for heavy particle cancer therapy in order to estimate the cell survival after the exposure to a heavy particle. However, there are no studies involving the detailed examination of the physical phenomena that occur near the trajectory of a heavy particle before ours. Here, we study the projectile charge () effect on radial dose. For = 3 MeV/u, we may be able to treat only = 6 for the simulation of radial dose because the mean projectile charge state () is about 5.8, where is the energy of a heavy particle. However, becomes about 5.0 at = 1 MeV/u, then, we must consider effect. We will show the radial dose of heavy particles with = 1 and 2 MeV/u using in this presentation.